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Re: 再び

 投稿者:桜と錨  投稿日:2018年12月 4日(火)12時06分11秒
返信・引用
  戸田S.源五郎さん

大変申し訳ありませんが、今になって拙稿記事を要約されて “こういうことか” と言われましても
・・・・ (^_^;

当該記事は電纜敷設艇について解説したものであり、記事に書いたとおりです。

そして本ブログでお答えしてきましたことは、電纜敷設及び特設艦船についての旧海軍の考え方を
ご説明したものです。



 
 

Re: Re^2: 釧路不時着陸場について

 投稿者:桜と錨  投稿日:2018年12月 1日(土)15時45分36秒
返信・引用
  > No.4940[元記事へ]

TRONさん

>函館の陸軍赤川飛行場

赤川については、米軍地図にもあるところですが、肝心な旧陸軍史料はもちろん、戦史叢書ではその
名称さえ出てきませんので、終戦時までにどの程度のものであったのか不明です。

そもそも正式名称が「赤川陸軍飛行場」であったのかさえ判りませんので、更なる詳細が判明するまで
保留としております。

したがって、ここも当方のリストから “抜けている” のではなくて “入れていない” ところの
一つです。

そういう意味では、そろそろ「苫小牧」を入れてもいいのかもしれませんが・・・・

旧陸海軍の航空基地、特に旧陸軍のものについてはまだまだ判らないところばかりです。

皆さんから情報を頂きながら少しずつ、というところですね。

 

Re: Re^2: 南大東島基地について

 投稿者:桜と錨  投稿日:2018年12月 1日(土)12時16分6秒
返信・引用
  TRONさん、こん**は。

>(陸軍)徳之島第二

はい、米軍資料のリストには出くるものの、地図に第一はありますが第二はありませんね。

>石垣島の海軍第一(北)航空基地

第一石垣は海軍の航空基地ですので一応当方のリストにも挙げる予定でおりますが、ここも
データが極端に少ないところの一つですね。 終戦時までに完成していたのかのどうかも含め
その状況についてはほとんど判りません。

それにしても、よくお調べになっておられますね (^_^)


 

Re: 電纜庫

 投稿者:桜と錨  投稿日:2018年12月 1日(土)11時16分59秒
返信・引用
  > No.4938[元記事へ]

戸田S.源五郎さん


どのようにお考えになられるのかはご自由ですから、それはそれで全く構わない話しですね。

いずれにして、ありがとうございました。 私としても勉強させていただきました。

 

Re^2: 釧路不時着陸場について

 投稿者:TRON  投稿日:2018年11月29日(木)22時16分51秒
返信・引用
  > No.4937[元記事へ]

桜と錨さん、早速の返信ありがとうございます。

愛国釧路飛行場の件、了解です。
ただ、昭和22年の米軍空中写真には格納庫?や走行跡が見えるので、何らかの形で
維持はされていたように見えます。
釧路市史にも敗戦までの扱いについては特に記載がないので、釧路に行く機会に
市史編さん室や教育委員会等に問い合わせようかと思います。

> 終戦時までに数多くのものが建設又は建設中で
> あった急造の単なる滑走路のみ(Air Stripなど)の応急、臨時的なもので、データが揃って
> いないものは基本的に省略することとしております。

貴HPの掲載基準については、先にも書きましたとおり了解です。
ただ、函館の陸軍赤川飛行場については、米側の史料と函館市史にも記載があります
ので、参考までに、米軍偵察写真と戦後(昭和23年)撮影の空中写真を合成したもの
をお送りします。
 

Re^2: 南大東島基地について

 投稿者:TRON  投稿日:2018年11月29日(木)21時59分59秒
返信・引用
  > No.4936[元記事へ]

「桜と錨」さん、早速の返信ありがとうございます。
個々のHPの記載基準については、当方が口出しすべきことではないので了解です。

> 今当方サイトの航空基地一覧ページ用に南西諸島のコンテンツ作成の準備に入ったところですが、
> この南西諸島はよく判りません (^_^;

参考までに(既にお手元にデータはあるかと思いますが)、当方が南大東島の飛行場
に最初に興味を持つこととなった、昭和19年米軍作成の南大東島見取り図と南西諸島
の飛行場一覧を添付します。

南西諸島飛行場一覧については、米軍側も結構混乱しているようで、徳之島や沖縄本島
の飛行場の識別がごちゃごちゃになっています。
特に(陸軍)徳之島第二については、戦史叢書などでは第一飛行場の南方(瀬滝地区)
に建設を開始したものの昭和19年8月に工事中止という記載も見えますが、米軍の飛行場
一覧には載っているなど(戦後の空中写真にもそれらしき地形が見えなくはない)、
どういう状況だったのかよく分かりません。(苦笑)

むしろ宮古島や石垣島(海軍第一を除く)の方が戦時中の写真や施設配置が結構公開
されていて、分かり易いくらいです。
但し、石垣島の海軍第一(北)航空基地については、戦後の空中写真から、場所と民間
飛行場時代の地割は判読できるのですが、肝心の海軍時代/戦時中の写真が全く見つ
からず、お手上げ状態です。

くどくどと続けてしまいましたが、南西諸島方面の史料整理頑張ってください。
 

電纜庫

 投稿者:戸田S.源五郎  投稿日:2018年11月29日(木)19時11分8秒
返信・引用
  管理人様

いろいろご教示いただきありがとうございました。
こういうことは、一人でいろいろ調べるより他人様の意見とか見解を聞くと、それに対する反論とかその裏付けも踏まえて文献を当たることになりますので非常に効率的です。
今回のやりとりで普段は外見しかみなかった、電纜敷設艇の内部(電纜庫)まで調べる機会に恵まれましたし、海軍の言う電纜と電線の定義も見つけることができました。海底電線の直径とか電纜の直径とか普段何気なく見ていたものも今後注意深くみるようになると思います。電纜敷設艇か海底電線を敷設できないこともはっきりしましたし、電線敷設船か管制機雷を敷設できないこともはっきりしました。今現在の知識ではこれ以上とうてい管理人様には太刀打ちできないので、ひとまず退散いたします。力をつけたら再度門を叩きますのでその節は宜しくお願い致します。
最後に一つ新たに気づいたことだけご報告します。特設電線敷設船の戦時日誌を読んでいるとこれらが積み込んだり敷設するのは「電線」なのですが、それを積み込む先は電「線」庫ではなく電「纜」庫です。そして機関科が所掌する部分では同じものを電「纜」と書いています。さすがに機雷科の人たちは教科書を良く勉強しているようです。

http://tokusetsukansen.jpn.org/

 

Re: 釧路不時着陸場について

 投稿者:桜と錨  投稿日:2018年11月29日(木)18時51分36秒
返信・引用
  > No.4935[元記事へ]

TRONさん、コメントありがとうございます。

>釧路不時着陸場

はい、「愛国飛行場」ですが、ご指摘のとおり不時着陸場としての実際の転用については不詳です。
また、当初海軍が予定していたのは当該地より多少離れたところですが、これは昭和8年に断念した
ともされており、その後の状況もよく判りません。

しかしながら、米軍資料にもあるとおり、「愛国飛行場」が軍の関与無しに大戦末期においても
そのまま使用可能状態で維持されたとは考えにくいところがありますので、現在のところ旧海軍の
不時着陸場として一覧に入れておりますが、旧海軍の正式な使用の無いことがハッキリすれば削除
したいと思っております。

もし終戦までの状況につきまして詳細な記録などがありましたら是非ご紹介下さい。


>計根別地区の陸軍飛行場は第一~第五まで

はい、第五とよばれるものの存在は存じておりますが、当方のサイトでは飛行場・航空基地
(Air Field、Air Baseなど)としてではなく、終戦時までに数多くのものが建設又は建設中で
あった急造の単なる滑走路のみ(Air Stripなど)の応急、臨時的なもので、データが揃って
いないものは基本的に省略することとしております。

これはご指摘の洞爺湖や函館などについても同様です。

これらを含め始めますと、キチントしたデータが無いために推測・推定に基づくものが多くなり、
収拾がつかなくなりますので。

当該コーナーでも記しておりますが、一応日米の史料相互で確認が取れ、確かなデータがある
ところに絞っておりますことをご了解下さい。

 

Re: 南大東島基地について

 投稿者:桜と錨  投稿日:2018年11月29日(木)18時45分23秒
返信・引用
  TRONさん、はじめまして、ご紹介ありがとうございます。

>後に航空基地(飛行場)に格上げになった

はい、これは当該ページでも述べておりますが、「南西諸島航空隊」の戦時日誌では「南大東島基地」
とされているものの、旧海軍で当初の不時着陸場から正式な「航空基地」となったのか、なったと
したらその時期、根拠は、などは判りませんので、標題としては不時着陸場のままとしております
ことをご了解下さい。 これは根室や潮岬と同様です。


>米軍空撮写真では南大東島基地の全体平面写真が無い

そうなんですよね。 米軍資料もご紹介いただいた2枚目のものは当該ページでも示しておりますが、
私もまだ基地全体のレイアウトがハッキリと判る写真や図が入手できておりません。

米軍資料にも沖縄も含めた南西諸島に関するものがあまり無いんですよね。

今当方サイトの航空基地一覧ページ用に南西諸島のコンテンツ作成の準備に入ったところですが、
この南西諸島はよく判りません (^_^;


>滑走路の寸法は

ありがとうございます。 参考にさせていただきます。


 

釧路不時着陸場について

 投稿者:TRON  投稿日:2018年11月29日(木)15時10分45秒
返信・引用
  「桜と錨」さま、連続投稿ご容赦ください。

さて、釧路不時着陸場の件ですが、当方が(旧)釧路市図書館で見つけた資料に昭和13年11月6日の釧路飛行場開場式の記念誌がありました。著作権の関係上、全ページをアップするわけにはいかないのですが、間違いなく現在の釧路市愛国にあった「飛行場」です。
また、海軍は釧路の第一と第二の航空基地を設置する計画でしたが、そのどちらかが上記飛行場の転用を考えていたものと類推します。(実際には転用は無かった模様。)

なお、北海道の飛行場一覧(暫定)では函館の陸軍飛行場(2ヶ所?:うち1か所(赤川)は未完成)と洞爺湖の水上機基地(杭を打ち始めたところで敗戦)が抜けていますので、蛇足までに。
さらに、計根別地区の陸軍飛行場は第一~第五まであります(昭和19年部分修正の軍用地形図に記載あり、但し第五は滑走路のみ)ので、参考までにご連絡します。
 

南大東島基地について

 投稿者:TRON  投稿日:2018年11月29日(木)14時21分7秒
返信・引用
  初めまして、「桜と錨」さま。

私も結構前から趣味で敗戦までの国内の飛行場を調べていますが、貴HPを見つけて興味深く拝見させていただいています。
さて、標題の南大東島の件ですが、私も史料的にはおそらく「桜と錨」さまと同程度かそれ以下しか見ていないと思うのですが、国会図書館HPで公開されている米軍空撮写真を見ていると、滑走路の新設・拡張だけでなく、誘導路や無蓋掩体の設置など本格的な工事を行ったことが分かり、当初は「不時着陸場」だったかも知れませんが、後に航空基地(飛行場)に格上げになったものと思っています。

残念ながら、インターネットで公開されている米軍空撮写真では南大東島基地の全体平面写真が無いため、空襲中の写真と1963年の国土地理院空中写真から類推するしかないのですが、一応、滑走路の位置だけはそれらしい痕跡があったので参考までに作成してみました。
なお、滑走路の寸法は
 1200m×80m
  880m×80m
  500m×80m
  500m×80m
 1500m×150m
となります。

ご考証の一助になれば幸いです。
 

Re: 不躾ですが

 投稿者:桜と錨  投稿日:2018年11月28日(水)22時01分42秒
返信・引用 編集済
  > No.4932[元記事へ]

戸田S.源五郎さん

元々文章が上手くないのは自分でも認めておりますが ・・・・ ここまでのご説明で理解いただけて
いないのは残念です。


>日露戦争の昔から海底電線沈置船として逓信省の沖縄丸が使用された

ですから、それが“特設艦船”であり、徴用船ですね。

申し上げるまでもなく、一国としても、その海軍としても、限りある資源・人員と予算の中で、
重点的に絞っていかなければなりません。

海軍の艦船も同じで、戦闘艦艇を中心に、平時から最も重要かつ必要とするものから整備していく
ことは当然のことです。

しかしながら、いざ“戦い”となるとありとあらゆる役務が必要となりかつそれぞれの需要も増大
しますから、そのためには持てるものは何でも利用・活用することになります。

これは戦艦を始めとする主力艦はもちろん、あらゆる艦船でも同じことです。

そして、それでも旧海軍自身で整備してきたものだけでは平時においてさえ不十分ですから、戦時は
ありとあらゆるものが足りなくなります。

ですから、必要な時に、必要な期間、民間や公船で使い物になるものを徴用し「特設艦船」として
使うことになります。

つまり、要するにこのことが “旧海軍としての任務・役務のニーズの補完” であり “下請け”
なのです。

もちろん、これには本来は違う目的・船種のものであってもですし、ケーブル敷設船の様にように
そのまま使えるものもあります。 それはケース・バイ・ケースで、ひとえに何にどの様に使えるか、
ですね。

というより、逓信省の敷設船などはそのまま使用しても旧海軍の役務のニーズとして何ら問題がない
からです。

>通信線の敷設というものは軍事的に非常に重要なことで

通信が重要でないなどと言うことは聞いたことがありませんし、また別にこれに限らず他のものも
重要なことは言わずもがな、でしょう。

例え50トンの木造漁船であっても特設監視艇としての任務・役務は非常に重要なことです。

しかしながら、そのことと特設艦船として徴用して海軍の任務・役務のニーズを補完し、“下請け”
することとは全く別の話ですね。

>特設電線敷設船は聯合艦隊などに配属され

それはどこのニーズに応じるかの問題であって、艦種の問題ではありません。

もちろん防備隊と連合艦隊と言ってしまうと、さも見栄えがよく聞こえますが、実態は根拠地隊や
それと同じようなレベルでの話しですね。

そして要は数少ない「電纜敷設艇」がわざわざ南方に出かけていってケーブル敷設をやるまでもない、
ということですね。

そのことを“需要増に応じるため”の役務の“下請け”と言っているのですが?

>それ故に対潜監視と攻撃もできるよう

 それも所属云々とは別の問題ですね。


>私の言いたいことを理解していただけないのか

良く理解しておりますよ。 そしてそれが誤りであることをこれまで申し上げてきているところです。
逆にそれをご理解いただけていないようですね。


そもそも最初の話しで出た「電纜敷設艇」の「電纜」と「特設電線敷設船」の「電線」とは何で
しょう?

ご持論を読む限りでは、後者は逓信省の定義・用語に則ったものであり、その通信ケーブルだから
「電線」だと仰るのでしょうか? 特設艦船とはいえ旧海軍の種別名の名称に?

もし旧海軍にそのような定義があるとするなら、私は寡聞にして存じませんので、是非ともご教示
下さい。

既に最初のところで、私としては旧海軍における「電纜」と「電線」については明確に定義された
ものを知りませんし、見たことがありませんが、一般的には「電纜」とはケーブルとしての装備品
として組み立てられたもの、「電線」とはその電纜や装置のなどの構成品(パーツ)という認識と
申し上げました。

実際に、管制機雷でも、聴音機でも、探知器でも、一つの装備品としては「電纜」であり、その構成品
として、例えば「キャプタイヤ電線」などの「電線」として呼ばれてきております。

具体的な一例としては、下の旧海軍の文書にある管制機雷用以外のものにも出てくるように、です。

あとは先にお調べいただいた大正初期の水雷教科書草案にある様に、様々なケーブルの内で「電纜」
より小さいもの、ということですね。

これらが旧海軍としての認識であって、これと違う、逓信省がいう「電線」という通信ケーブルの
意味で、特設艦船の種別名に使用したと仰るわけでしょうか? 旧海軍として?


>同列に論じるのは適当ではありません。

適当であるかどうかは戸田S.源五郎さん個人のお考えですから、それはそれはでご自由ですが
・・・・ そのご持論が “適当でない” ことはずっと申し上げてきたところです。

老婆心ながら、海軍の艦船とは何か、特設艦船とは何かを、最初に立ち戻って考え直されることを
お勧めします。

鼎の軽重を問われかねませんので。

いずれにしましても、ご持論のご紹介をありがとうございました。 私も勉強をさせていただきました。


 

不躾ですが

 投稿者:戸田S.源五郎  投稿日:2018年11月28日(水)01時35分30秒
返信・引用
  管理人さま

いろいろご教示いただいているにもかかわらず、どうも私がとんちんかんなお返事をさしあげていることにご立腹でないでしょうか?正直なところ私もどうして管理人様が私の言いたいことを理解していただけないのかと思っており、その原因は何かということを改めて考え直してみました。そこで思いあたったのはまず私が海底に敷設するケーブルというのは管制機雷用の電纜と通信用の電線の2種類しかないと思い込んでいたこと。そして管理人様のレスをよくよく読むと「そうじゃないだろ、聴音機、磁気探知器など他にも海底に敷設するケーブルなんて星の数ほどあるだろ」という点なのではないかと気づきました。管理人様にあっても私がそういう思い込みの上で書き込みをしていたと理解した上で、私が述べてきたことをお読みいただければある程度言わんとしたことがご理解いただけるのではないかと思います。
そういうことを踏まえて、管理人様のレスを読むと非常に理解しやすくなり私としてはちょっと霧が晴れた気分です。もしそれも勘違いならば、これから書くことは無視していただいて結構です。
まず、私の認識は「逓信省が所管することについて、その船や物をどの様に呼び、そしてそのための船や物をどの様に作りどの様に作業しようとも、それは逓信省のことであって、旧海軍とは別の話であり、 別の問題ですね。」とおっしゃることと真逆です。通信線の敷設というものは軍事的に非常に重要なことで日露戦争の昔から海底電線沈置船として逓信省の沖縄丸が使用されたことはご存じのことと思います。特設電線敷設船というのは、この流れを汲み当時東洋丸、南洋丸、小笠原丸の3隻しかなかった電線敷設の能力をもつ特殊船を有事にあって補完するために設定された船種で、管制機雷用の電纜や、その他雑多な電纜の敷設を行う“下請け”の船ではありません。そのような任務であれば、わざわざ特殊な能力をもつ電線敷設船を使う必要はなく、運貨船と起重機をもつ船の組み合わせでなんとでもなり、管理人様自身「その敷設には専用設備を有するものではなく、さまざまな艦船がそのときどきで使用され利用されてきた」とお書きになっております。山霜丸は逓信省の電線敷設船の不足を補うため徴傭され、山霜丸が撃沈されると代船として王星丸が特設捕獲網艇から役務編変更されたのです。特設電線敷設船の「主トシテ」という部分を通信線以外の電線類とお読みになっていらっしゃいますが私はこの部分は特設艦船のような船は元は貨物船でしょうから、従たるときは実際に行っていた行動からみても、輸送や、可能な場合は船団護衛などに従事することを意味していると考えます。
敷設艦の説明に特設敷設艦を引き合いに出すのは正しいです。そして(逓信省の)電線敷設船の説明に特設電線敷設船を持ち出すのも正しいです。しかし電纜敷設艇の説明に持ち出すとしたら(存在しない)特設電纜敷設艇であり特設電線敷設船でありません。特設電線敷設船は聯合艦隊などに配属され広域での電線敷設に従事しました。初島型の電纜敷設艇は防備隊に所属する特務艇であり、それ故に対潜監視と攻撃もできるよう、機雷(九二式)個のほかに爆雷9個(機雷のないときは爆雷18個を搭載」しました。船団護衛についても防備隊の所管区域で行う分には航続距離はさほど問題ではありません。長距離の護衛を行っているのは遠くの作業地に駆り出されたときに作業地から作業地に移動するときに「海軍として必要とする任務・行動に使えるものなら、その種別にかかわらず活用」されていたにすぎません。
繰り返しになりますが電線敷設船と電纜敷設艇はそれぞれ全く異なる目的、用途の専用船でありケーブル敷設という点だけで同列に論じるのは適当ではありません。

http://tokusetsukansen.jpn.org/

 

Re: 海底電線敷設船

 投稿者:桜と錨  投稿日:2018年11月27日(火)14時35分19秒
返信・引用 編集済
  戸田S.源五郎さん

>要するに「海底敷設船」の解説

いえ、当該誌別冊号の記事もここでの一連の私のレスも、旧海軍の「電纜敷設艇」とこれに関連した
「特設電線敷設船」の解説であり、それ以外のことは意図しておりません。

これらの内容について、それを一般的な観点・視点による「海底電線敷設船」と同じとして捉える
かどうかは、お読みいただいた方々それぞれの個人的なものですね。

もちろんそれはそれでご自由なことですが。


>「逓信省海底電線布設船東洋丸」

ご紹介ありがとうございます。 私も初めて聞く話ですね。

しかしながら、逓信省が所管することについて、その船や物をどの様に呼び、そしてそのための船や
物をどの様に作りどの様に作業しようとも、それは逓信省のことであって、旧海軍とは別の話であり、
別の問題ですね。


>電纜より太い?電線は初島型には積めませんね。

当然のことですね。 旧海軍の「初島」型は、逓信省で言うその様な電線の類を “単に敷設する
だけ” のためのものではありませんから、積む必要も、積める必要もありませんので。


 

海底電線敷設船

 投稿者:戸田S.源五郎  投稿日:2018年11月26日(月)23時42分29秒
返信・引用
  管理人さま

要するに「海底敷設船」の解説ということで了解しました。

せっかくですので、さらに調べた結果をご報告します。ネット検索すると「逓信省海底電線布設船東洋丸」(昭和13年11月6日造船協会講演会に於て講演)という文書がヒットしました。この文書に次の事が書かれています。
「本船の電線用諸設備は最近の75粍鉛被紙Cableに対し設計され」
当時通信用のケーブルの主流は75mmだったようです。
「各電線槽には底部より鋼板製円錐形の中心軸があり、此の軸を中心としてCableを積み込む。」
図面をみると東洋丸の中心軸の底部は約2.5m、頂部は約1mくらいでしょうか。

九二式機雷の電纜の径はわからないかと検索していたら、何とこちらのサイトにたどり着き、幹線電纜の直径は、あらら34.5mm。電纜の方が電線より細い!
大立の図面だと中心軸の底部は1.6mくらい。これじゃあ電纜より太い?電線は初島型には積めませんね。

http://tokusetsukansen.jpn.org/

 

Re: 大小

 投稿者:桜と錨  投稿日:2018年11月26日(月)15時22分38秒
返信・引用 編集済
  戸田S.源五郎さん

>国立国会図書館デジタルコレクションに大正5年の「海軍水雷術教科書草案」

お調べいただいた上にご教示いただきありがとうございます。


「電線」は先にレスした想定の範囲を出ていないと言うことですね。


>大正4年に一旦全面的に廃棄された管制機雷の電纜敷設用でない

大であるものを「電纜」と言い、小であるものを「電線」と言おうと、「ケーブル」の海底敷設は
何も管制機雷用とは限ったものではありません。

したがって、旧来の管制機雷が廃止されたといっても海底敷設の役務が無くなるわけではありません。

要するに、海底敷設するケーブルの用途が何であろうと、そして大であろうと小であろうと、特設
電線敷設船はケーブルの敷設について能力の高い艦艇が出て行くまでもないことのいわば“下請け”
“雑役係”であるわけです。

ですから「特設艦船部隊令」で“主として”になっているのであり、ケーブルの大、即ち電纜と、
小、即ち電線とするものについての実質かつ現実的なその区分・切り分けは難しいためなのです。

そして、福井静夫氏の著書を持ち出すまでもなく、管制機雷や聴音機、磁気探知器の敷設などは
“単なる”ケーブル敷設と異なり、その作業には専用の設備と能力を持った艦船が必要となることは
当然のことです。

勿論、電纜敷設艇の任務・用途が管制機雷(など)の電纜敷設に限定されるものでないこともまた
言わずもがなです。

このため、ケーブルの用途が何であれ、また大であろうと小であろうと、太平洋戦争開戦後の海底
敷設の需要増に伴い、わざわざ数が少なくかつ能力の高い電纜敷設艇が出て行くまでもないような
用途の“下請け”として3隻が徴用され、使用されたのです。

したがって、私が「世界の艦船」で書いた内容も、そしてここでレスしてきたこれまでの内容も、
その通りです。

ですから危惧される一般読者の方々の曲解にもなりません。 誤りはありませんので。

逆に、艦船の艦種名に捕らわれてその用途、任務を限定して考えてしまうと間違ったことになって
しまいます。

極端な話し、では駆逐艦という艦種は巡洋艦以上の艦艇が出て行くまでもない任務・行動には使用
しないのか、あるいは輸送・補給艦艇などが出て行くような役務には使用しないのかとなり、そもそも
始めからその様なことは一切考慮せずに計画・設計され建造されるのかということになってしまい
ますね。


>ご不快に思われたならば

いえいえ、こういう議論は良いものですね。 ありがとうございました。


 

大小

 投稿者:戸田S.源五郎  投稿日:2018年11月25日(日)20時45分43秒
返信・引用
  櫻と錨さま

自分で質問していて何なのですが、あれからいろいろ調べていて自己解決しました。国立国会図書館デジタルコレクションに大正5年の「海軍水雷術教科書草案」というのがあって「大ナルモノヲ電纜ト謂ヒ小ナルモノヲ電線と謂フ」(画像19ページ)そうです。ネットのQ&Aなどでこうだろうと思っていたものとは違っていて少し拍子抜けしてしまいました。そしてこの定義だと訳が分からなくなるので、これ以降、私が使う場合、ここだけの定義として「電纜」は管制機雷用のもの、「電線」は通信用のものとさせてください。
昭和15年に設定された類別の電纜敷設艇と異なり特設電線敷設船は大正5年12月に設定された種別ですから、大正4年に一旦全面的に廃棄された管制機雷の電纜敷設用でないことは明らかです。特設電線敷設船は開戦後「逓信省が行っていた軍事通信用の水底電線敷設の」需要増大に応じて整備されたものであり、「港湾防備用の器材およびその電纜を敷設する」電纜敷設艇の需要増大に応じるため整備されたものではないと思います。
「海軍として必要とする任務・行動に使えるものなら、その種別にかかわらず活用すことは当然のことです」が、特設電線敷設船が管制機雷の電纜敷設に使われていない(少なくともその記録は未見)のは何故でしょうか?ケーブルを敷設するという点で何でもかんでも同じように見えますが、管制機雷用の電纜敷設は通信用の電線敷設とは「敷設作業のやり方がだいぶ異なる(この部分は福井静夫著作集第十巻P.304の受け売り)」ので特設電線敷設船の装備では電纜敷設の任務・行動に使えなかったのではないでしょうか?。さらに防備用の器材と電纜の敷設はセットで行われるものであり、電纜の敷設のためだけに特設電線敷設船を整備するとは到底考えられません。繰り返しになりますが特設電線敷設船が電纜を敷設している記録はなく、従って主任務たる電線を敷設するために整備されたと考える方が自然です。
では、電纜敷設艇の副次的任務(役務と書くのが正解でしょうか?)に通信用の水底電線敷設があったのでしょうか?それならば話はちょっと違います。「開戦後の需要増大に応じるため」の部分を「開戦後の通信線敷設の需要増大に応じるため」と「通信線敷設の」と六文字を付け加えていただいていたならば、紙面にもちょうど収まり、意図も伝わりやすかったのではないかと思います。しかし私は電纜敷設艇の副次的任務に通信用の水底電線敷設があったことを薄学にして一度も見聞したことがありません。
私は電纜敷設艇には通信用ケーブルを敷設する任務も能力もなかったと思っています。なかったというと語弊がありますが、ご承知のように通信ケーブルの敷設は陸岸から後進をかけて行う近距離の敷設と、船尾からケーブルを繰り出して行う長距離の敷設をする両方の設備がなければできません。電纜敷設艇は陸岸から後進をかけて行う近距離の敷設作業だけですみますので、艇尾からケーブルを繰り出す設備を必要としません。大立の図面(誰かがヤフオクに出品中)を見ると、第一、第二電纜庫が煙突より前方に配置されており後方に繰り出すのは難しそうですし、また艇尾にシーブも見当たりません。でも釣島は戦後電線敷設船として活躍しているじゃないかというご指摘もあろうかと思います。ここのところは私も正直良くわかりません。しかし、何らかの改造をされたことだけは事実であり、その改造には電線敷設船としての設備を付すものが含まれていたのではないかと思っています。いずれにせよ当時の電纜敷設艇と特設電線敷設船はケーブルを敷設するという目的・用途は同じでも、それぞれが電纜あるいは電線敷設の専用船であり互換性や補完性はなく、したがってどちらかの「需要増」に応じるためではないと思います。特設電線敷設船であり特設電纜敷設艇でないことがこのことを一番良く表しており(定義が大小の差だけだったのでいささか主張は弱くなってしまいましたが ^^;)、私がこだわる理由です。
電纜敷設艇の主任務に対する解説は図なども含めて大変参考になりました。そして特設電線敷設船のことは原稿の残り5行分のいわばおまけのところであり、主題の解説に何ら影響を与えるものではありません。しかし、「言わずもかな」の部分がないために、私のような一般読者が「電纜敷設艇の主任務である港湾防備用の器材およびその電纜を敷設する需要増に応じるため特設電纜敷設艇として戦利船や民間船を使用した」と読み間違えると特設電線敷設船とは何ぞやということが曲解されてしまう、そのことを危惧しております。他人様の書いた文書をあれやこれやと言うことは簡単ですが、自分で書くとなるとそれはそれは難しいことは重々承知しております。ご不快に思われたならばご容赦ください。

http://tokusetsukansen.jpn.org/

 

Re: 電線と電纜

 投稿者:桜と錨  投稿日:2018年11月25日(日)17時08分13秒
返信・引用
  戸田S.源五郎さん

>海軍に於ける「電纜」と「電線」の使い分け

残念ながら私も詳しく調べたことはありませんので判りません。

と言いますか、寡聞にして一般的な海軍の文書の中で「電線」というのはこの特設電線敷設船でしか
知りません。

明治期から旧海軍では兵器・装備で用いられる、いわゆる「ケーブル」(cable)には「電纜」と
いう用語を使っており、艦内の電線なども装備されたものは「電路」という言い方をしております。

もちろんこれらの兵器・装備の中のパーツなどについては電線と呼び、あるいは造船・造兵関係の
詳細な規則類の中にはこの「電線」というのがあるのかもしれません。

しかしながらいずれにしても、旧海軍として艦船の種別名として使用するほどの兵器・装備品の類
には電線というものはありません。

したがって、私としては特務艦艇の「電纜敷設艇」とは艤装も用途も異なる(限定される)ことから、
これと区別するために電線敷設船とされたのではないかと考えますが・・・・?


 

電線と電纜

 投稿者:戸田S.源五郎  投稿日:2018年11月24日(土)21時41分42秒
返信・引用
  管理人様

お返事ありがとうございます。
一つ質問があります。海軍に於ける「電纜」と「電線」の使い分けにつきまして正確なところをご存知でしょうか?私はここのところが推定の域を出ていないのですが?

http://tokusetsukansen.jpn.org/

 

Re: 日本海軍特務艦船史

 投稿者:桜と錨  投稿日:2018年11月24日(土)11時58分58秒
返信・引用
  戸田S.源五郎 さん、お久しぶりです。

>「特設電纜敷設艇」ではなく「特設電線敷設船」です。

はい、これは「電纜敷設艇」ではなく「電線敷設船」ですね。
私もうっかりして校正ゲラのチェックの時に見逃していました (^_^;


>特設電線敷設船の任務

特設電纜敷設船は、同稿にも書きましたとおり、電纜敷設艇の“役務”の「需要増」に応じるため
ですのでこれで間違いありません。

敷設するケーブルが何であろうと、旧海軍においてその本格的な敷設能力を有するのは「初島」型
のみで、機雷や聴音機などの管制用に限らず“役務”の範疇において必要なケーブルの敷設に携わる
のは言わずもがなです。

そして特設電纜敷設船では元々が機雷や聴音機などの敷設には不向きですので、せめて可能なのが
その電纜敷設であるのも当然のことです。

『特設艦船部隊令』の規定にある

「第三十四條 特設電線敷設船ハ主トシテ水底電線ノ敷設、修理及ビ切断ニ関スルコトヲ掌リ
・・・・(以下略)」

は、“主として”であり、これに限定したものではありませんし、またこのため “主として”
それに適する艦船を徴用したものであり、かつ“主として”それに適するような艤装がなされて
いる
ということです。

それに「水底電線」というのは“通信用”に限定したもののことではありません。

そしてまたこれも重要な点ですが、特設艦船に限らず軍艦も含めた全てについて、海軍として必要と
する任務・行動に使えるものなら、その種別にかかわらず活用すことは当然のことです。

各艦船について 実際の運用・行動結果 = 艦船の種別として規定された目的・任務とは限らない
ということなのです。

したがいまして、当該稿は特務艦船の「初島」型の解説としてこの内容としておりますが、これで
間違いはありませんし、読者に誤解を与えることもない存じます。


 

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