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自衛艦旗につきまして

 投稿者:梅田東  投稿日:2017年 2月 2日(木)21時16分6秒
返信・引用
  はじめまして、いつも大変たのしく読ませていただき、非常によく勉強させていただいてます。
早速ですが、あめ型のカレンダーの写真、私も海自さんからいただき飾っています。一つ疑問に思うのですがこの写真には自衛艦旗の掲揚がないのですが、多分艦載ヘリの関係で後部旗竿が倒されていることと関係があると思うのですが、単に写真撮影のためなのか、何か別に決まりがあるのか少し気になりました。ちなみに世界の艦船2007年2月号でゆき型の同様の写真ではマスト上に自衛艦旗の掲揚が見られます。
 
 

今週の更新

 投稿者:桜と錨  投稿日:2017年 1月29日(日)14時36分13秒
返信・引用
  管理人の桜と錨です。

今週の更新は『旧海軍の基地』コーナーに先週の「ウェーキ航空基地」に続いて
「オレアイ航空基地」と「ナウル航空基地」を追加いたしました。

オレアイもナウルも航空基地としてはほとんど知られるところがありませんので
珍しいものと思っています。


さて次回の更新ですが、先日この談話室でも捷号作戦のことが話題になりましたので、
よい機会ですのでこれに関連して少し大物の史料の公開を考えております。

お楽しみに。

 

今週の更新

 投稿者:桜と錨  投稿日:2017年 1月22日(日)14時25分2秒
返信・引用
  管理人の桜と錨です。

今週の更新として、久々に『旧海軍の基地』コーナーに追加で、「ウェーキ(大鳥島)
航空基地」をUPしました。

当該コーナーの一覧表の下の方にあります(^_^;

 

Re: 嬉しい新年のプレゼント

 投稿者:桜と錨  投稿日:2017年 1月22日(日)13時27分57秒
返信・引用
  HN「加賀」さん、こん**は。

>各艨艟が横一線に航走する圧巻の表紙のカレンダー

この写真は見栄えの良いものですよね。

最近は通常の訓練などでもこういったタイトな陣形を組むことはほとんどありませんので
若い幹部が微妙な機械・舵を使った操艦技量を身に付けるチャンスが少なくなりました。

おそらく各艦航海長の操艦でしょうが、緊張しているでしょうね(^_^)

それでもガスタービンと可変ピッチプロペラは以前の蒸気艦やディーゼル艦と比べると
抜群に操艦しやすくなっていますが。

 

Re: ヤル1カとヤキ1カ

 投稿者:桜と錨  投稿日:2017年 1月22日(日)13時20分32秒
返信・引用
  >説明不足でしたでしょうか。私が大和戦訓を挙げているのは、

いいえ、貴殿の説明不足ではなく、当方がお答えしたとおりです。

>「海軍作戦通信史」を読むほど、桜と錨様の説明ではなく

ご理解いただけていないようで残念です。 全て当該史料と齟齬はありませんが。

既に

 ”単に放送系といっても色々なものがあり、色々なやり方が定められている”

と申し上げておりますが、艦所系はもちろん、放送系においても必ず「必要な」相手が受信
したかどうかを確認する手段が講じられています。 でなければ作戦通信の意味をなしません。

一体放送系における作戦情報の受信の有無はどのようにしたら発信者と受信者の双方が確認
するできるのでしょう?

例えば貴殿ご指摘の

>放送通信系にて放送せる電報は概放送時刻を以て1KFGB各隊(基地)は了解せるものと見做す

は了解すれば応答は不必要と言うことですね。 では了解していない、あるいは受信していない
場合はどうするのでしょう?

当然その場合の要領は講じられているのではありませんか? 申し上げるまでもありませんが
そのことをお忘れでは?

その他同様の沢山のものについてご指摘いただいておりますが、これを頭に置かれて当該史料の
記載内容をお読みになればお判りいただけると思いますし、当該史料の記述されているものと
重複して大変に長文なものになりますですので省かせていただきます。


空回りしているようですので、本件はここまでとさせていただきます。
そして願わくばもう一度これまでの当方の回答をよくお読みいただけることを期待します。

貴殿のご研究が進まれるとよろしいですね。




 

嬉しい新年のプレゼント

 投稿者:HN「加賀」  投稿日:2017年 1月21日(土)10時50分45秒
返信・引用
     桜と錨  様  こん○○は  今日はアメリカのトランプ新大統領の就任式やパレードの模様をテレビで見

ながら投稿しております。

   さて、先日年賀に訪れた従兄から嬉しいプレゼントを頂きました。艦番号101むらさめ,102はるさ

め,103ゆうだち,104きりさめ,105いなづま,106さみだれ,107いかづち,109ありあけの各艨艟が横一線

に航走する圧巻の表紙のカレンダーです。また、今月のページは、前回の観艦式当日の礼砲発射の瞬

間が。轟き辺りにこだまする砲声が聞こえてきそうな身の引き締まるようなシーンですね。今年も波

荒き四方の海を舞台にご活躍される海自の皆様の充実した日々を記すカレンダーを小生も利用させて

いただき、「いろはのイ」から日々奮励努力したいと思います。
 

Re: (無題)

 投稿者:桜と錨  投稿日:2017年 1月19日(木)23時32分51秒
返信・引用
  > No.4591[元記事へ]

バツさん

お尋ねの件、既にお返事のメールを差し上げておりますが内容についてご理解、ご納得
いただけたのでしょうか?

 

Re: ヤル1カとヤキ1カ

 投稿者:桜と錨  投稿日:2017年 1月19日(木)19時36分45秒
返信・引用
  K2W さん、こん**は。

>「一方的にたれ流す」に近いものだったように思える
>了解符をうたないのを建前としていたと取れます。

放送系と言ってもラジオ番組のようなものとは違います。 垂れ流しでは作戦に関する重要な
情報が必要な相手が受信したのか、しないのかが判りません。

したがって、内容により受信艦所を選択して応答を求めます。 特に情勢判断上重要なものは
確実に受信される必要がありますので、必ず実施します。

ですから、

>大和戦訓でも「重要信は必ず相手の了解を確かむるを要す」

といっているのです。

当日は空間状況やアンテナなどの被害によって受信がままならない場合があり、これが通信の
錯綜・混乱の一因となっていますが、一部通信規律が確実に守られていなかったこともこれに
拍車をかけているのでしょう。

もちろん単に放送系といっても色々なものがあり、色々なやり方が定められているのですが。


ですから「榛名」の戦闘詳報もその一つについて指摘しております。


これについては、先にご紹介した『海軍作戦通信史』のp75からの「第三段作戦の通信」が
ご参考になるでしょう。

>捷号作戦の項は(削除)

そうです。 削除しなければならない何かがあったのですね。 理由は色々考えられますが。


 

Re: ヤル1カとヤキ1カ

 投稿者:K2W  投稿日:2017年 1月18日(水)17時51分53秒
返信・引用
  > No.4593[元記事へ]

横鎮さんへのお返事です。

コメントありがとうございます。

> 「653空戦闘詳報」や「瑞鶴戦闘詳報」などは調べなかったのでしょうか。

その辺は見てませんでした。この時はヤキ1カと異なり、ヤル1カには確かにそこにいて、敵を発見、通報しえた機がいたようだという点を確認したかったのですが、1機艦詳報の後、653空は飛行機隊行動調書は見ましたが、601空からの転載と断りがありましたので、そこから601空調書に移りました。アジ歴では「653空」で検索すると戦闘詳報が出てこない(「653海軍航空隊」で出る)ので、調べたときは見つけられなかったようです。今回653空・千歳詳報を見るに酒田・土屋ペアは6時発進で、0710(0730)の策敵機は故障機の代理として遅れて千歳から発進したということになるのでしょう。「なぜ1機だけ遅れて」という疑問は解けましたが、この機が本当に飛んだのかは若干微妙になった感じがしますね。

戦闘詳報についていえば、「ヤキ1カ」と「ヤル1カ」に同時に敵を認識していた部隊があれば(少なくとも小沢艦隊以外にヤル1カを認識していれば)、1つ重大な反証になるとは思うのですが。
後は米軍側の記録でしょうか。

桜と錨さんへのお返事です。

なるほど、確証とするには各段階の記録でクロスチェックできることが求められるわけですね。まあ、今更出てくることは望み薄ですが。

ところで、通信について。おっしゃっていただいたのは、通常の直接交信の場合と思います。
これに対し、レイテ海戦中の部隊間通信は陸上通信隊経由の放送によって行われたと理解しています(放送については「海軍作戦通信史」p48に若干の記載を読みました)。
また「榛名戦闘詳報」には「艦船から陸上通信隊に対する送信は通信隊の放送によりその了解を確認する」(という規則に拘らずR2(=確信?解信?了解符?)を求め、再送する例が多く混乱した)とあり、了解符をうたないのを建前としていたと取れます。また大和戦訓でも「重要信は必ず相手の了解を確かむるを要す」とあります。
ここから察するにレイテ海戦における通信はどうも「一方的にたれ流す」に近いものだったように思えるのですが、どうなのでしょう。
なお「海軍作戦通信史」は拝読しましたが、残念なことに捷号作戦の項は(削除)となっています。
 

Re: ヤル1カとヤキ1カ

 投稿者:桜と錨  投稿日:2017年 1月15日(日)21時35分20秒
返信・引用
  横鎮さん、コメントありがとうございます。

折角の機会ですので、無線電信と戦闘詳報について少し。

旧海軍の通信について、その無線電信についての通信及びその要務に関連し、戦闘時における送信側による実際の発信から、受信者の指揮官に届くまでの概略は次のようになります。

1.送信側の送信機の正常作動の成否
2.空間状況と距離による受信側への電波の到達の有無
3.空中線の向き及び状態を含む受信器での受信の有無
4.受信室での待ち受け状況を含む電信員の認識
5.電信員による受信(受信紙)
6.受信した電文の翻訳(回覧用受信紙)
7.受信記録への記載
8.通信指揮官による確認と回覧
9.艦橋又は司令部作戦室などでの受領
10.副直士官又は幕僚などによる受領
11.指揮官への報告
12.戦闘記録などへの記載

そしてもう一つ。

無線電信では、必ず発信者、宛先と発信日時が電文の中に入ります。 そして宛先の受信者が電文全てを正常に受信した場合は了解符、一部不明などの場合は再送符を送ります。
何かの都合により宛先の応答が無ければ発信者は自動的に再送しますし、受報者があれば宛先の代わりに応答し、電文を宛先に中継することもあります。

したがって、一方的にたれ流すだけで、どこ宛かも判らない、どこが受信したのかも判らない、などということは基本的にありません。

ただし、偵察機などからの敵情報告などについては、その基地又は母艦との特殊交信法が定められていることがあり、この場合他の艦などでは受信してもどこからの発信か判りません。 この場合、受信した基地又は母艦が他の艦などに通常の通信系統を使って通報する必要があります。


さてここで問題の「ヤキ1カ」電です。

この「ヤキ1カ」電の内容については、第1航空艦隊に対する25日の1150番電での攻撃要請として戦闘詳報に記述されており、これにより本来の電文が上記の11.の栗田に対し報告れたことは確かでしょう。

ただし、この「ヤキ1カ」電はこの11.の段階だけしかなく、それ以外の段階での記録などは一切残されておりません。 もちろん他の艦・部隊の記録にもありません。 栗田がこの電文の内容によって情勢判断をし、反転を決めたという極めて重要なものであるだけに、これは大変不思議なことと言わざるを得ません。

先にも申し上げたように、「戦闘詳報」というのは作戦経過などを後から纏めたものですから、不必要なもの、一連の記述から合わないもの(不都合)なものなどが書かれていないことは多々あります。

もちろん電信のみならず視覚通信も含めた全てのものを網羅しているわけではありませんし、また他の艦艇・部隊の戦闘詳報と整合をとっているわけでもありません。 これは第1遊撃部隊以外の戦闘詳報と付き合わせていただければお判りいただけるでしょう。

同様な問題はHN「K2W」氏ご指摘の「ヤル1カ」電でも同様なことが言えます。

したがって、このことを含めた栗田艦隊の反転については、新たな原史料でも出て来ない限り、これ以上のことは判らないでしょう。


なお、この捷号作戦について通信も含めた分析は、多少栗田の肩を持つきらいはありますが、福田幸弘氏の『連合艦隊 サイパン・レイテ海戦記』(時事通信社)が今のところベストなものの一つであると思います。

また、捷号作戦時も含めた旧海軍の通信の実態については、当サイトの『史料展示室』コーナーで公開している海上自衛隊の部内史料『海軍作戦通信史』に詳述されていますので、ご参照下さい。

 

ヤル1カとヤキ1カ

 投稿者:横鎮  投稿日:2017年 1月14日(土)11時01分57秒
返信・引用
  久し振りに投稿させていただきます。

「ヤル1カ」を「ヤキ1カ」と誤訳したのではないかという仮説、興味深く拝見しましたが、現状ではなんとも言えないというのが正直な感想です。

ただ気になったのは、K2Wさんが「ヤル1カ」電を発信した索敵機の特定するにあたって、「601空飛行機隊戦闘行動調書」のみを挙げていることです。「653空戦闘詳報」や「瑞鶴戦闘詳報」などは調べなかったのでしょうか。

「653空戦闘詳報」によれば、25日0555天山4機が索敵のため瑞鶴から発進(内1機0700瑞鳳に不時着艦)他の3機はフィリピンに帰投。明示されていませんが、いずれも敵部隊は発見しなかったようである(ただし「機動部隊本隊(KdMB)戦闘詳報」によれば、20番索敵機は0645、208度120浬の地点で敵艦上機2機を発見報告している)

0730千歳から索敵機(天山)1機発進したが、その後の行動は不明(「千歳戦闘詳報」)。これが「KdMB戦闘詳報」にある「更に0710天山1機発進180度300浬方向を索敵」に該当するものと思われます(「653空戦闘詳報」には該当記録なし)。この天山がヤル1カの敵部隊を発見した可能性は高いですが、確証はありません。


捷号作戦関係の戦闘詳報を全部確認したわけでありませんが、「KdMB戦闘詳報」以外「ヤル1カ」電の存在を裏付けるものがないとすると「ヤキ1カ」電と同じ幻の電報かもしれません。
 

(無題)

 投稿者:バツ  投稿日:2017年 1月12日(木)10時31分18秒
返信・引用
  今試してみたら送信できました。読んでいただければ幸いです。  

Re: 本日515555人目の訪問となりました

 投稿者:桜と錨  投稿日:2017年 1月11日(水)19時45分41秒
返信・引用
  HN「加賀」さん

明けましておめでとうございます。 今年もブログ共々ご愛顧の程お願いいたします。

>51万5555人目の訪問でした。万の位以外5が揃いました

ご披露いただきありがとうございます。 こういう数字も面白いですね。


 

本日515555人目の訪問となりました

 投稿者:HN「加賀」  投稿日:2017年 1月 9日(月)13時13分8秒
返信・引用
  桜と錨様 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。午前中に貴サイトを訪問しましたと

ころ、51万5555人目の訪問でした。万の位以外5が揃いました (笑)。今後ますますの桜と錨様の貴サイトと今年就役

する護衛艦「かが」の活躍が注目されます海自のご発展を心よりお祈り申し上げます。「レッツゴー   ゴーゴーゴーゴ

ー」

(追伸)  海軍法規類集の艦隊令等の追加資料を興味深く拝見致しました。文語調の各例規もお陰様ですらすらと読める

ようになってきました。また、元旦にはBS朝日の「トラトラトラ」を金箔入りの日本酒を飲みながら観ました。これま

で何度となく放映されてきましたが、スケールの大きさや豪華キャストによる名作は何度観ても飽きませんね。
 

サイトの更新

 投稿者:桜と錨  投稿日:2017年 1月 8日(日)22時40分44秒
返信・引用
  管理人の桜と錨です。

本年最初の更新をいたしましたが、相変わらずバタバタしておりますので、年末から続いて
おりますブログでの連載に関連して『海軍法規類集』コーナーに少しだけ追加です。

 

Re: 栗田艦隊「謎の反転」について

 投稿者:K2W  投稿日:2017年 1月 7日(土)19時44分14秒
返信・引用
  > No.4582[元記事へ]

桜と錨さんへのお返事です。

早速コメントいただきましてありがとうございました。

ご指摘の通り、先の考察は断片的な証拠のつぎはぎだらけのようなもので、しかも、戦後70年の今日に至っては、今後新たな事実も、確かな「真実」も出て来ようもないものです。
さらに言えば、歴史的には「栗田は反転し、そこに敵がいなかった」という結果がすべてであり、そこに介在したあれこれも、謎の電文も、好事家の興味の対象以上の意味を持たないことでしょう。

とは言え、当の好事家としては、戦後70年間、誰も言及してこなかったかもしれない「新説」を掘り当てたときはとても興奮するわけで、自説の新鮮味と真実味を確かめたく、非礼を承知でお伺いしてしまいました。この点について、「面白い」と評価していただいたことをうれしく思います。

桜と錨様に言及していただいた当該号は、今も手元にあります。が、通信についてはあまり触れていらっしゃらないので、小生が考えたよりは、何とかなるとお考えなのかなと思っておりました。

この問題を機に通信についてもいささか興味をひかれるようになりました。が、勿論私個人の興味ですので、桜と錨様にはいつかありうる話題の一つ程度に心にとめておいていただければ十分でございます。
 

Re: おめでとうございます

 投稿者:桜と錨  投稿日:2017年 1月 6日(金)00時51分51秒
返信・引用
  キャプ専クックさん

明けましておめでとうございます。

今年もご愛顧のほどお願いします。

 

おめでとうございます

 投稿者:キャプ専クック  投稿日:2017年 1月 4日(水)21時21分8秒
返信・引用
  桜と錨様、遅ればせながら新年おめでとうございます。

いつもブログの方も併せて楽しませていただいています。

知りたい情報がいつも一番確かに得られるので、たいへんありがたいです。

他のネット情報は不確かなものが多いようですね(^_^;)

時々幼稚な質問をしますが今年もよろしくお願いします。
 

Re: 栗田艦隊「謎の反転」について

 投稿者:桜と錨  投稿日:2017年 1月 3日(火)19時58分53秒
返信・引用
  K2Wさん、初めまして。

ご紹介のページを拝見いたしました。 大変良くお調べになっておられ、「ヤキ1カ」電の
受信ミスの可能性についての仮説は大変に面白いものと思います。

ただ今に残るレイテ沖海戦の史料は大変に不充分、不完全なものです。 そして貴殿も指摘
の通り「ヤキ1カ」電も「ヤル1カ」電もそれぞれただ1個所ずつに出てくるだけであり、
両者が同じものと結論付けるには不充分でしょう。

そして問題なのは「戦闘詳報」で、貴殿もご承知のとおりこれは戦闘の最中のその場で書く
ものではなく、後から各種記録を参照しながら纏めるもので、程度に差はあれ作成者の意図
に沿った辻褄合わせがなされる傾向があります。

特にこの捷号作戦の戦闘詳報については疑問点が少なくありません。 そもそもが栗田長官
以下司令部は誰もレイテ突入に納得していませんので、戦闘詳報が反転に齟齬が無い方向に
纏められたとしても不思議ではありません。

栗田艦隊反転についての私の意見は月刊誌『丸』の平成27年11月号での「レイテ沖海戦」
特集記事の中で、桐原敏平氏(^_^)が述べている通りです。

即ち、栗田長官はウソをつくような性格ではありませんが、事に臨んで優柔不断なところが
見受けられ、ましてや命令を忠実に実行する猛将、闘将ではありません。

また司令部の幕僚などは本作戦の当初から突入に反対であり、長官に対する進言や情報提供
にもその方向で搾られる傾向が見られます。

これは戦後の回想類や研究家の聞き取りなどにおいてもしかりであり、そのため通信要務に
始まり長官に対する報告などもその全体像は明らかになっておりません。

『丸』の当該号にもありますが、戦後海自OBの研究家の聞き取りに対して某参謀は「表に
出すな」という条件で、いくつかの電報を長官に届けずにそのまま握りつぶした、と語った
とそのOBから聞いております。

したがって、栗田長官自身の意思はもちろん、幕僚から与えられる情報からも“反転を是”
とする情勢が作られていったことは想像に難くありません。

ですからこれを要するに、例え「ヤキ1カ」電が実際に有ってもなくても、またこれが例え
貴殿の言われる「ヤル1カ」のミスであったにしても、栗田長官は何かの理由を根拠にして
反転した(突入しなかった)ことは間違いないと考えております。

通信を始めとして細かいことは色々ありますが、取り敢えずこのようなところで。


 

栗田艦隊「謎の反転」について

 投稿者:K2W  投稿日:2017年 1月 2日(月)12時57分47秒
返信・引用
  桜と錨様

はじめまして。ホームページ・ブログとも、常に楽しみに拝見しています。
さて、当方戦史趣味者として、戦史叢書や戦闘詳報などを渉猟していたところ、
かの有名な栗田艦隊の「謎の反転」に関して、1考察を得るに至り、
このほど、以下のページにてそれを公開しました。
https://togetter.com/li/1064913

小生なりの知識や証拠から、ある程度の納得を得ましたが、
如何せん、素人ですからこれ以上の確証、あるいは反証は得られずにいます。

でき得れば、研究の面でも実務の面でも専門家でいらっしゃる管理人様に本件について、コメントをいただけないでしょうか。
合わせて海軍・海自における戦闘中の通信について、その一端でもご教示いただければ幸いです。
 

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