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貴重な「那智資料」雑感

 投稿者:HN「加賀」  投稿日:2017年 2月11日(土)13時50分20秒
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  桜と錨様    こん○○は   建国記念の日、まったり寛ぎながらの投稿です。那智資料の連合艦隊戦策第1巻戦闘編の公開、とても興味深く拝見いたしました。戦勢が厳しさを増し、制海権、制空権を奪われた昭和18年後半以降の戦勢の挽回するべく、海戦要務令に準ずるこの戦策を立案した海軍首脳、聯合艦隊司令部の意気込みと熱意がこの文面からひしひしと伝わってきました。航空部隊兵力と水上部隊の連携、協同作戦遂行の細部が、こと細かく規定されていたのですね。また、通信については、欺瞞通信や敵信利用、敵信妨害、偽電等厳格な電波管制を前提とした艦船、通信隊、航空部隊のそれぞれの運用が詳細に規定されていますね。
   さて、欺瞞通信に関し、栗田艦隊がシブヤン海海戦後一時反転した際、欺瞞のために再反転した旨の報告を数時間遅れて聯合艦隊司令部に発信し、聯合艦隊司令部、小沢艦隊、栗田艦隊間の行動の連携を欠いたとの論評を以前目にしたことがありました。この戦策を読みながら、情報戦の難しさを改めて感じました。また、栗田艦隊が航空部隊の直掩機の掩護の期待できない中、レイテ湾に向かう途中パラワン水道での潜水艦攻撃で旗艦の重巡「愛宕」、重巡「摩耶」が沈没、「高雄」の大破と始まり、シブヤン海、サマール沖での諸戦で味方艦の喪失増大、弾薬、燃料消耗、各艦艇の残燃料の減少、栗田長官始め幕僚の疲労も一層増す中で我が対空砲火が航空攻撃を撃破できない中で、レイテ湾に突入しても苛烈な航空攻撃の餌食となり、損害が一層拡大する可能性を栗田長官始め幕僚は考え、米機動部隊出現の情報を契機に反転したことも、あながち非難できないのではと感じております。また、後日判明したレイテ湾突入時の米輸送船団の状況も栗田長官は当時手に取るように把握していたとも言えず、絶好の機会を逃したとの誹りを受けた栗田長官にやや同情してしまいました。さらに、囮作戦に成功した小沢中将が栗田艦隊と当時横浜の日吉地下壕の聯合艦隊司令部宛の囮作戦成功の電報が栗田艦隊司令部に届かなかったことや聯合艦隊司令部が発信した栗田艦隊宛の激励電報も届かなかったことも、栗田長官自身、如何ともし得なかったことから、「栗田艦隊謎の反転」とよく言われますが、あながち謎とは言えないのではと感じました。乱筆乱文ご容赦ください。
 
 
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