|
|
核より人権を優先すべし
<アメリカに猛省を促す>
ライス国務長官の焦りとヒルズ国務次官補の野心がこの二人を完全に北朝鮮の謀略に乗せられさせている。クリントン政権の末期当時に国務長官オルブライト氏が北鮮を訪れマスゲームを見せられ歓待を受けて危うく金日成の謀略外交に乗せられそうになったが、ブッシュ政権末期になって又同じ轍を踏もうとしている。両長官とも対共産主義国家外交のベテランと言われている。オルブライト氏は国連大使として辣腕を揮い大活躍をしたし、ライス氏は対共産主義国家外交の専門家と言われている。
しかし又、国務省内には伝統的に左翼的思想を持ち特に、対中国親派がいる。ブッシュ大統領も、イラク、イラン、に手を焼いているし、いわゆるネオコングループ、チェイニー副大統領らの対北鮮強硬派グループとの間にすきま風が吹いている。結果的にライス氏の主張に耳を傾けがちのところがあるが、しかし今ここでアメリカが反テロの強い意思を世界に向けて宣明しなければ、アメリカの存在意義すら失う恐れのあることを知るべきである。
北鮮が核放棄をするということは、幻想でしかない。幻想の上に構築された外交は即敗北を意味する。アメリカは世界で唯一のテロとの戦いにおける指導国家である。絶対に敗れてはならない、又その政策にダブルスタンダードは絶対にあってはならない。
拉致問題は日朝間の問題に矮小化されてはいけない。テロ国家と向き合っているのは世界の民主主義国家群であることを忘れてはいけない。ソ連が軍事力を増強しつつある今日、そして中国は本質的に共産主義テロ国家であるという冷厳な事実の前にアメリカだけが民主主義、自由主義、人権外交の世界的指導者であることの偉大さを忘れないで欲しい。
北鮮の狙いは先ずアメリカによる自国の安全保障である、否自国ではない、独裁者金正日自身の安全のためにアメリカを利用しようとしているのである。そこを忘れてはならない。地政学的にその位置が対中国のアメリカ外交に協力できる地位にあると言うことを主張している。これはナンセンスだ。アメリカは断じて共産主義テロ国家の独裁者を許してはいけない、友好国日本国の主権を侵し回復する意思のない謀略国家に手を貸してはならない。
北朝鮮を攻めるのに核問題に限定することは危険であり稚拙である。核放棄を迫ることだけでは倫理的及び論理的に限界がある、それはダブルスタンダードの弱味を内包しているからである。
人権こそがアメリカの生命線であり崇高な使命である事を忘れてはいけない。民主、自由、人権のプリンシプルを忘れてアメリカの外交はない。世界一の軍事力を持ち経済力を持ち、政治力を持つアメリカは今こそその崇高な使命に徹する事が必要である。あらためてライス氏、ヒルズ氏に猛省を促すとともに、ブッシュ大統領の英断を期待するものである。
核問題は北鮮が民主化され人権尊重する国家になれば自ずと解決する問題だ。主客転倒して手順前後になってはならない、最終的にアメリカの敗北につながることを肝に銘ずるべきだ。
我々はアメリカに世界一の圧倒的に強力な軍事力を期待している。経済力も最高でなければならない。政治的に世界を引っ張っていく力を持ち続けてもらいたい、何故ならアメリカに代わって世界を指導出来る国はないからである。しかしそれは崇高な倫理と使命感に裏打ちされたものでなければならない。その倫理こそが自由、民主、人権なのである。北鮮がシリヤに核技術を移転し、イラクの核武装に手を貸すのは共産主義独裁テロ国家であるからだ。
山 路 信 義
http://yamaji.iza.ne.jp/blog/
|
|